Japan Muslim Association 日本ムスリム協会は、日本における最初のムスリム(イスラーム教徒)団体です。

ハラールについて

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ハラールに関する当協会の取り組み 2013年11月3日

1.ハラールについて知ってほしいこと

私達ムスリム(イスラーム教徒)は、日常生活であらゆる行為が創造主アッラーの望まれる行いかどうかを意識しながら生活しています。もちろんアッラーの禁じられることは僅かで、ほとんどの行為は許されていると言っても過言ではありません。禁じたものはハラームと呼ばれ、許されたものをハラールと呼びます。アッラーは、決してムスリムを困らせるためにハラームを定められたわけではありません。それは、アッラーに対する信仰の証しを行為で示すことを意味し、行うべきことはワージブ(義務)と呼ばれ、行わないことによって信仰の表明をすることがハラーム(禁止)となるわけです。

2.イスラーム世界と非イスラーム世界の違い

ほとんどのムスリムは、イスラーム社会の中で暮らしており、そこでは何をすべきか何をしてはいけないのかが明確に区別されていて特別苦労することなく日常生活を送ることができます。しかしムスリムが、旅行などで非イスラーム社会の中で暮らさざるをえなくなった時にイスラームで禁じられているものかどうかの判断が言葉の問題や文化の 違いからとても判断しづらいケースが出てきます。そこでとても重要になるのは、同じムスリムとして現地で暮らす人のアドバイスになります。現地の言語や文化を理解し、 なおかつイスラームのハラームとハラールの区別もできる人の助言なしには心から安心して暮らすことは出来ないでしょう。

3.日本人の美徳「おもてなし」の心とイスラーム

近年、外国から特にイスラーム圏から観光客の増加に対しムスリムの方にも安心して日本での滞在を気持ち良く楽しんでもらうために、外国にはない日本人の「おもてなし」の精神による接待を勧めるムードが盛り上がり、その一環にハラールマーク(ハラール 証明書)をお店に張り出すことがもてはやされるような空気が強く感じられます。しか し、そこには大きな落とし穴があることも知っておかなければなりません。確かに、イスラーム社会にあっても最近は、ハラールマークの商品やレストランなどが多くなってきて、ムスリムたちも安心を求めてそれを基準に買い物や食事をするケースも増えてき ました。 しかし問題は、イスラーム社会の中で出されているハラールマークと日本のような非イスラーム社会の中で出されているハラールマークが同じ基準で出されているかどうかということです。イスラーム社会でのハラール基準は、商品なりレストランなりで、仕入れから製品として提供されるまでの全ての段階でハラール性が担保されていることを証明するものであり、それはイスラーム社会であれば完全にそれが保障されていることを 疑うことはありえないでしょう。しかし、もし日本のような非イスラーム社会でハラールマークを同じ基準で出すことは極めて困難であると言わざるを得ません。日本に住む私達ムスリムにもそれは不可能とは言わないまでも、残念ながら責任をもってそれを証明できる段階にないのが現状です。 「おもてなし」とは、相手の気持ちに立って考えて協力してあげる精神だとすれば、ムスリムの安心を保証してあげてこそ、本当の「おもてなし」になると思います。

4.当協会のできること

当協会としてハラール証明書がほしいという要請には、私達ムスリムが本当に安心できることが証明できれば、その証明書を出すことに問題はありません。しかし、その基準が日本独特のもので他のイスラーム社会の基準と異なるものについては、残念ながら責任が持てない以上出すことは出来ません。当協会では、それらの要請には契約を結ぶこ とで個々の事案に対するアドバイスを行い、出来る限り外国からのムスリムにも安心を提供できる方法を整える意味で、ハラール国内委員会を立ち上げて対応することになりました。

5.国内食品等対応委員会の役割

当委員会は、ムスリムの食品やサービス等に関する具体的なアドバイスや講演やセミナーなどの要請がある団体に対し「国内食品等対応委員会会員」になっていただき適切な指導を行う。講演会やセミナーの講師の派遣をする。そして、ムスリムの食品等を含めたイスラームの理解を深めた団体に対し、食べ物については調査、検討の上、国内のムスリムが安心して食べられるように推薦状を発行する。

ハラールに関する当協会の取り組み(PDF版)

6.協会の推薦状取得の国内「ムスリム向け食品、製品、サービス、倉庫)等」対応企業紹介

 

①(株)トゥーバトレーディング

直営レストラン:Mrs. Istanbul (Café & Restaurant) Tel:03-5756-6183

羽田空港国内線第2旅客ターミナル3F  お問い合わせ・ご注文 0120-952-513

お弁当・お惣菜大賞 丼部門 最優秀賞・2016 受賞

「ミックスケバブ丼」 (Mix Kebab Donburi)

「シシケバブチキン弁当」弁当部門入選 (Shishi Kebab Chicken)

②(株)草津倉庫

Tel:077-562-2074

滋賀を中心とした総合物流サービス(保管・荷役・運送・加工・通関・トランク)を展開し、倉庫施設では様々な温度帯での貨物管理やハラール貨物の保管対応等、また、内陸で災害の少ない立地を生かしたBCP対応の保管サービスをご提案する。

ハラールについて 2013年6月12日

ハラールとは「合法的なもの」とか「許されたもの」を意味するアラビア語である。この対語として、「不法なもの」とか「禁じられたもの」を意味するハラームがある。

ハラール食品について

ハラールな食品についてクルアーンで次のように述べている。
「それでアッラーがあなたがたに授けられた、合法にして善いものを食べなさい。」(16章114節)このクルアーンの中で、ハラールな食べ物についてハラーラン タイエバン(合法的で善い物)と表現されている。タイエブとは清潔、清浄、健康的、環境保全の上で善きという意味になる。従って、ムスリムは食べ物に関して敏感にならざるを得ない。

またハラールではない禁じられた食べ物についてつぎのように述べている。
「あなたがたに禁じられたものは、死肉、(流れる)血、豚肉、アッラー以外の名を唱え(殺され)たもの、絞め殺されたもの、墜死したもの、角で突き殺されたもの、野獣が食い残したもの、(ただしこの種のものでも)あなたがたが止めを刺したものは別である。」(5章3節)

死肉とは、イスラーム法的に屠畜されなかった動物肉をも含める。血とは、動物から流れる血で、屠畜後に体内に残った血ではない。豚肉は、不浄とされ、豚の体内から抽出したもの、脂肪や皮や毛など全てを含む。また、豚および豚由来のものに触れたものも不浄とされる。

また酒(ハムルと呼ぶ)も禁止されている。
「あなたがた信仰する者よ、誠に酒と賭け矢、偶像と占い矢は、忌み嫌われる悪魔の業である。これを避けなさい。おそらくあなたがたは成功するであろう。」(5章90節)

ハラール認証の必要性

ムスリムはシャリーアに適った生活をすることにより、現世で成功し、来世でアッラーから多大な報酬が得られると信じている。従って、ムスリムにとって、日々口にする食べ物がハラールであるかどうかは大変重要なことになる。単なる食の安全だけではなく、アッラーに対する信仰体現の一部となっている。このため各国のハラール認証団体はムスリム消費者を安心させ、彼らの信仰体現の手助けの役割を担っている。当協会も認証団体の一つである。

当協会のハラール証明書は、原則として、日本の企業がイスラーム諸国向けに製品を販売したい時に、ハラール性を見てほしいと頼まれたときにのみ、イスラーム法に照らし合わせ、厳しい査察・検査を行った結果、発行するものである。

尚、ハラール性に関る判定は、科学委員会による科学的精査結果に基づき、イスラーム諸国でイスラーム学、シャリーア学を専門に習得しijazat al=aliyah資格を有するムスリム(複数)によるシャリーア委員会が行っている。

以上

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