自ら善を行わない者に関して
3巻 P.802-803
シャキークは伝えている
ウサーマ・ビン・ザイドは、「どうしてウスマーンを訪ね、彼と話し合わないのですか」と言われた時、次のように語った。
「私があなたに報告してない故に、私が彼と話し合ってないと思っているのですか。
アッラーに誓って!
私は、私と彼に関係する事柄について話し合いました。
しかし、私が、率先してやらねばならなかったことを話し合いたくはなかったのです。
また、私は、私の支配者である彼に対し、『あなたは、最良の方です』と言う気にはなれませんでした。
それにしても、私はアッラーのみ使いがかつて次のように言われた話を今更に思い出します。
即ち『復活の日、或る男が連れ出され業火の中におとされる。
そして、自らの腸をひきずりながら、丁度、ロバが、石臼のまわりをまわるように、地獄をまわることになる。
その時、地獄の住民らが彼の傍に集まり、“某よ、どうしたのか、お前は私たちに善を行なえと命じ、悪を禁じたのではなかったのか”と言うと、
その男は“その通りです。
私は人々にいつも善を行なうよう命じたが、私自身ではそれを行なわなかったのです。
人々には悪を禁じたが、私自身がそれを行なったのです”と答えることだろう』と」
アブー・ワーイルは伝えている
私が、ウサーマ・ビン・サイドの処にいた時、或る男が来て、「どうしてウスマーンを訪ねて、彼の行為について話し合わないのですか」と言った。
以下は前記ハディースと同内容である。