ローマ人の数が最高となる時について
3巻 P.740-741
ムスタウリド・クラシィーは伝えている
彼はアムル・ビン・アースに「アッラーのみ使いは、“最後の時”はローマ人たちが最大の人口になった時起ると言われた」と話した。
アムルはこの時彼に「お前の言葉について、よく考えてみなさい」と言った。
彼が「み使いから聞いたことを述べただけです」と言うと、アムルは次のように語った。
「お前の言うことは正しいとしても、彼らは四つの特性をもっている。
彼らは災難に対して挫けずよく耐える。
困難があってもそれより立ち直るのが速い。
一旦、逃げてもまた攻撃してくる。
彼らはまた、困窮者や孤児、弱者の面倒をよくみてやる。
五番目に、彼らの優れている点は、彼らが王たちの圧政に反抗をすることである」
ムスタウリド・クラシィーは伝えている
私はアッラーのみ使いが「“最後の時”が起るのは、ローマの人口が最大になる時である」と言われるのを聞いた。
この言葉を耳にした、アムル・ビン・アースは、「お前がみ使いから聞いて人に伝えているハディースは、一体なにを意味するのか」と問い、
私が「み使いから聞いたままを伝えたのです」と答えると、
「お前の伝えたことは真実であろう。
しかし、彼らは、困難にも喜んで耐えるし、災難に対しても非常に強い人々である。
また彼らは、困窮者や弱者に対してよく面倒をみる人たちである」と言った。