天国の住民の食物について
3巻 P.680
アブー・サイード・フドリーは伝えている
アッラーのみ使いは言われた。
「復活の日、大地は一個のパンに変わる。
全能者アッラーは、御手で、丁度、あなたがたが旅行前にパンを作るように、大地をパンにお変えになるが、それは、天国の住民に供される食物となるのである」
ユダヤ人の或る男が聞いて、「アブー・カーシムよ、あなたに慈悲深い恩寵がありますように!
復活の日、天国の住民に供される食物について教えましょうか」と言った。
み使いが「是非に」と言うと、彼は(み使いが話されたように)「大地は、ただ一個のパンに変わる」と語った。
これを聞いたみ使いは、私たちの方をみて、臼歯がみえるほどロを開けてお笑いになった。
その男は、更に「味付けおかずに、なにを供されるか教えましょうか」と言った。
み使いが「是非に」と答えると、「おかずは、バーラームと大魚(ヌーン)です」と言った。
教友らが「それはなんですか」と聞くと、彼は「雄牛と鯨で、これらのレバー肉の量は、七万人の人数でも、十分食べられるほどです」と言った。
アブー・フライラは伝えている
預言者は言われた。
「もしも、十人のユダヤ人学者が私に従うとすれば、この地上にイスラームに帰依しないユダヤ人は一人としていなくなるであろう」