成年の年齢について
3巻 P.37
イブン・ウマルは伝えている
アッラーのみ使いはウフドの戦の日、私が(年齢的に参戦出来るかどうか)じっと御覧になった。
その時私は14才であった。
結局私の参戦はお許しにはならなかった。
ハンダクの戦の時私は15才であった。
その御方は私をじっと御覧になり参戦をお許しになった。
ナーフィウは「私はウマル・ビン・アブドル・アズィーズがカリフの時、彼の所に行ってその話をした。
すると彼は『まこと、それは成年と未成年との境である』と言った。
そして彼は各地方の長官達に「15才に達した者には生活手当を与えること、それ以下の者は子供として扱うこと」と書いて送った(注)。
(注)往時は現在の国防省に相当する所で、戦役に従事出釆る年齢に達した者かどうかを判断し、参戦出来る者には国庫より規定された額に従って手当が支給された
前述のハディースは別の伝承者経路でも伝えられているが、それには言葉に若干の相違がある。
(それは)“私は14才であった。
その御方は私を(参戦するには)幼いとお考えになった”である。