預言者の家系の功徳と紹命体験以前(注)にも石が彼に挨拶をしていたこと
(注)預言者として選ばれて啓示が下る以前
3巻 P.309
ワースラ・ビン・アスカウはアッラーの使徒が次のように語ったとして伝えている
確かにアッラーはイスマイールの子孫の中から(最良の民として)キナーナ族を選んだ。
またキナーナ族の中から(最良の部族として)クライシュ族を選んだ。
そしてクライシュの中から(最良の支族として)バニー・ハーシム(ハーシム家)を選んだ。
それからバニー・ハーシムの中から(最良の人間として)私を選んだ。
ジャービル・ビン・サムラはアッラーの使徒が次のように語ったとして伝えている
私は啓示を受ける前にマッカで私に挨拶をしていた石をよく知っている。
今もなおそれをよく知っている(注)。
(注)預言者ムハンマドの数少ない奇跡の一つである。
ただしアッラーの目からみれば奇跡でも何でもない。
クルアーン第2章74節には「ほんとうに岩の中には……アッラーを畏れて崩れ落ちるものもある。」とある