捕虜の女性との性行為について
2巻 P.493-494
アブー・サイード・フドリーは伝えている
フナインの戦いの時、アッラーのみ使いは、軍隊をアウタースに送った。
その軍隊は、敵軍と会い、戦闘を行なって敵を敗退させ、捕虜をとらえた。
み使いの教友らは、捕虜になった女性らとの性行為を、彼女らの夫が多神教徒でもあるし、自制するかのようにみえた。
この折、アッラーは、これに関する次のような啓示を下された。
「あなた方に禁止されている者は、夫のある女である。ただし、あなた方の右手の所有する者(奴隷の女)は別である」(クルアーン第2章24節)
彼女らのイッダ(再婚禁止期間)が終っていれば、彼女らとの性行為は許されるという啓示であった。
アブー・サイード・フドリーは伝えている
アッラーのみ使いは、フナインの戦いの折、小軍勢を派遣した。
このハディースの後半は前記と同内容である。
アブー・サイード・フドリーによるこのハディースは、更に、別の伝承者経路でも伝えられているが、それには、「彼らは、アウタースでの戦いが行われた日に、夫を持つ女らを捕虜としたが、彼女らと性行為を行うことに恐れを抱いた。
この時、「あなた方に禁じられている者は、夫のある女である。ただし、あなた方の右手の所有する者(奴隷の女)は別である」(クルアーン第2章24節)が啓示された」と記されている。
前記と同内容のハディースは、カターダによっても、別の伝承者経路で伝えられている。