「墓は地表と同じ高さにせよ」という命令について
2巻 P.106
スマーマ・ビン・シュファイユは伝えている
われわれがファダーラ・ビン・ウバイドと共にルーディスというビザンティンの島にいた時、われわれの友人が亡くなった。
ファダーラ・ビン・ウバイドは死者の墓を用意させ、それを地表と同じ高さに造らせた。
そして「私は、アッラーのみ使いがそれを地表と同じ程度の高さに造るよう、命じておられたのを聞いた」と言った。
アブー・ハイヤージュ・アサディは伝えている
アリー・ビン・アブー・ターリブは私に「アッラーのみ使いは『偶像はそのままに放置してはならぬ。
必ず破壊せよ。
高く造られた墓も地表と同等の高さにしなければならぬ』と申され、その事について私を使いとしてお遣わしになったことがあった。
今ここに、私はそれと同じ件で君を使いとして送る」と言った。
このハディースは同一の伝承者経路を経て、ハビーブによって伝えられた。
なお彼は「画(崇拝するために画かれた肖像画)でさえも必ず抹消すること」と言った。