モスクを基の上に建てること、そこに絵をかかげること、
また霊廟をモスクとして使用すること等は禁じられていること
1巻 P.359-361
アーイシャは次のように伝えている
ウンム・ハビーバとウンム・サラマがエチオピアで見た教会とその中にあった宗教画についてアッラーの使徒に話した。
すると彼はこういった。
「それらの人々はかつて彼らの間に信心深い男がいてその男が死んだ時、彼の塞の上に礼拝堂を建てその中に彼の肖像画を描いたのだ。
それらの人々は審判の日、アッラーのみもとでもっとも悪しき人々となろう(注)」
(注)偶像崇拝に落ち入り神の唯一性を汚したから
アーイシャは伝えている
彼等(教友達)はアッラーの使徒のもとで彼の病気について互に話しあっていた。
その時ウンム・サラマとウンム・ハビーバは例の教会について語った。
その後は前記ハディースと同様なものが伝えられている。
アーイシャは次のように伝えている
預言者の妻達はエチオピアで見た教会について話し合っていた。
その教会の名前はマリヤといった。
以下は前記ハディースと同じである。
アーイシャは伝えている
アッラーの使徒は彼が二度と再び回復することがなかった最後の病気にかかっている時こういった。
「アッラーはユダヤ教徒とキリスト教徒を呪われた。彼等が彼等の預言者達の墓を礼拝堂としたからです」
ところで彼女(アーイシャ)は(この話に関連して)こうつけ加えた。
「もし万一そうした恐れがなかったなら、彼(預言者ムハンマド)の墓もまた公開の場所に造営されただろう(注)。
だがしかし彼の墓はモスクにされる恐れがあったのです」
(注)預言者の墓は彼がそこで他界したアーイシャの小部屋の中につくられた
アブー・フライラはアッラーの使徒が次のようにいったとして伝えている
「預言者達の墓を礼拝堂にしたユダヤ教徒をアッラーが滅ぼすように!」
アブー・フライラはアッラーの使徒が次のようにいったとして伝えている
「預言者の墓を礼拝堂にしたキリスト教徒やユダヤ教徒にアッラーの呪あれ」
アーイシャとアブドッラー・ビン・アッバースは次のように伝えている
アッラーの使徒がまさに息を引き取ろうとしていた時、彼は布を顔の上に引き上げた。
それから苦しくなってそれを顔からとり払いそしてこういった。
「預言者達の墓を礼拝堂にしたユダヤ教徒やキリスト教徒にアッラーの呪あれ」
さて実際の所、彼は彼等異教徒が行った行為を例にとって信徒に警告したのです。
ジュンダブは次のように伝えている
私は預言者が死の五日前に次のようにいった言葉を聞きました。
「私があなた達の中からハリール(親友)を選んだとしてもアッラーの前で潔白です。
なぜならアッラーはイブラヒームをハリールにしたと同じように私をハリールにしました。
もし私が私の信徒集団の中からハリールを選ぶとしたら、きっとアブー・バクルを選ぶでしょう。
かつてあなた達以前の人々は彼等の預言者の墓や信心深い人の墓を礼拝所にしましたがあなた達は決して墓を礼拝所にしてはならない。
私はそのことをあなた達にしかと禁じましたよ」