公開講座開催のご案内です。

日程:2023年2月5日日曜日 13:30から15:00まで(14:30から質疑応答の予定)
場所:日本ムスリム協会
   品川区東五反田3-17-23日本イスラーム文化交流会館2階
事前申し込み不要
*お茶とお菓子をご用意します。

【講座題目】
「日本に暮らすムスリム第二世代―子どもたちの現状と解決案」

【概要】
1980年代以降の外国人ムスリムの流入を経て、国内にもムスリム家庭が成立している。そこに誕生する子どもたちはムスリム第二世代であり、かれらの多くは幼い頃からイスラームの価値観のもとに生育する。だが中には、学童期から差異を意識し続け家庭の価値観と級友らのそれとのギャップに苦しみ、「自分とは何者か」という青年期特有の課題に答えを見つけることに困難を感じる者がいる。そうした第二世代の葛藤の様相について、10代から40代までの第二世代60余名に行った聞き取りから見えてくる現状を報告するとともに、自身がムスリムとしてまた親世代の一人としてムスリム・コミュニティに深くかかわってきた立場から考えた解決案を提示したい。

【講師】クレシサラ好美(くれし さら よしみ)

【講師プロフィール】
宗教法人名古屋イスラミックセンター名古屋モスク渉外担当理事、早稲田大学人間総合研究センター招聘研究員、慶應義塾大学SFC研究所上席所員。
現在、慶應義塾大学大学院後期博士課程在籍中、研究テーマは、ムスリム第二世代関連。
著作は、「日本に暮らすムスリム第二世代 ―学校教育現場における実態の検証―」(『白山人類学』24、2021年)、「日本に暮らすムスリム第二世代 ―当事者の語りから見える葛藤の様相―」『KEIO SFC JOURNAL』21(1) 、2021年)、「名古屋におけるムスリム・コミュニティの様相 ―モスクの活動および日本人女性による自主活動の展開―」( 『グローバル・コンサーン』、 2021年)、「名古屋におけるムスリム・コミュニティの様相 ―戦前期と現 代のモスク設立の動きを中心に―」( 『人間科学研究』33 (1) 、 2020年)、『ハラールとハラール認証―ムスリマの視点から実情と課題を語る―』(慶應義塾大学湘南藤沢学会、2017年)など。

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開催は会館で行いますが、
Facebookにてライブ配信を予定しております。
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(宗)日本ムスリム協会 事務局 
住所:東京都 品川区東五反田3-17-23
電話:03-6277-3561(平日10:00-18:00)
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